複業

ふくぎょう

複業

一般的に「フクギョウ」というと「副業」の字がイメージされる。副業とは、本来の仕事のかたわら、収入を補ったりやりがいを得たりする目的で勤務先以外から仕事・収入を得ることを指す。「複業」も基本的には副業と同じ意味合いで、複数の勤務先から仕事や収入を得ることを意味している。しかし副業が、本来の仕事の合間に行うサブの仕事というイメージがあるのに対し、複業は複数の仕事をバランス良く行い、どれが本業・副業か区別できない時に用いられる言葉とされている。

日本では終身雇用制が長らく続いてきたため、1つの勤務先のみで仕事をするという文化があった。しかし現代では、雇用の流動化・不安定化や、在宅ワークなど働き方の多様化が生じており、「本業のみ」「本業とお小遣い稼ぎの副業」では括れない、新たな働き方が出現している。今では複業は新たな働き方の1つと位置づけられており、異なる業種の掛け持ちや、サラリーマンと在宅ワークの兼業、サラリーマンとNPOの兼業など、様々な複業の事例が生まれてきている。この流れを受け、企業側でも従業員の複業を許可・推進しているケースがある。このような企業では、複業によって多様な知識やスキルを身に着けた人材を育成することを目的としている。ただし情報漏えいや生産性低下などのリスクも懸念されるため、複業の実施にあたっては、企業と働き手ともに、明確なビジョンやルール作り、高い自律性などが求められている。

"クラウドソーシング"に関する記事

"はたらく"に関する記事