仕事で迷惑をかけるのは当たり前ではない!あらかじめ考えておきたい妊婦の働き方

2017/02/27

妊娠中も働きたいと思う女性は多いです。しかし、妊娠中は思ったように体が動かず、同僚や先輩、上司にフォローしてもらうこともありますよね。妊婦健診も定期的にありますし、どうしても仕事で迷惑はかけてしまうもの。しかし、それを当たり前だと思っていると職場の人たちとの関係がうまくいかなくなる可能性があります。妊婦として働くなら周りの協力は必要不可欠です。どのような点を心がければ良いのか、一緒に考えていきましょう。

働く妊婦を周囲はどう感じているのか

職場の人たちは働く妊婦をどう思っているのでしょうか?さまざまな職業に携わる方、100人にアンケートでうかがってみました。

妊婦が仕事を続けると周りに迷惑がかかると思いますか?

妊婦が仕事を続けると周りに迷惑がかかると思いますか?

妊婦自身も感じていた… 働く妊婦はやっぱり迷惑?

アンケート結果、僅差で『思う』が多数派という結果になりました。

  • 実際、わたしが妊娠した時に、普段できる仕事ができなくて同僚に手伝ってもらいました。負担をかけているなって思ったからです(30代/女性/自由業・フリーランス/独身)
  • 妊婦は重たいものが持てなかったり、体調不良ですぐ休むので迷惑です。(30代/男性/会社員/既婚)

「思う」と答えた人の中には妊婦経験者もいました。なかにはとても率直に「迷惑だ」と言い切る意見も。では、「思わない」と答えた人はどのような意見を持っているのでしょうか?

  • 迷惑とは思いませんが、本人は他の人に負荷がかかる事を、周囲は妊婦さんのストレスや体調に気を遣う必要はあると思います。日頃からコミュニケーションがとれていれば、妊娠してからも職場の理解が得られやすいと思います。(40代/男性/会社員/独身)

妊婦が職場に迷惑をかけるのは仕方のないことですが、お互いコミュニケーションを取ることで、助け合うことが大切なのかもしれません。

「思う」と答えた人のほうが若干多い結果になりましたが、「思わない」と答えた人も半数だったというのは心強いですね。日本は少子化社会ですから、働く妊婦を助けることが社会のためになります。そう考えてくれる人が増えると、妊婦はもっと働きやすくなるかもしれませんね。

働く妊婦が周りに迷惑がられるポイントは?

アンケート結果の中では、働く妊婦を迷惑だと思うポイントとして「重いものを持てない」「すぐ休む」「気を使わなきゃいけないので迷惑」という回答が見られました。確かに妊婦になると重いものを持てなくなります。厚生労働省委託の母性健康管理サイトでは、妊婦が行なうと体に負荷がかかる動作として下記が挙げられています。

負担の大きい作業としては、以下のようなものが考えられます。

  1. 1.重量物を取り扱う作業継続作業:6~8kg断続作業:10kg以上
  2. 外勤等連続的歩行を強制される作業
  3. 常時、全身の運動を伴う作業
  4. 頻繁に階段の昇降を伴う作業
  5. 腹部を圧迫するなど不自然な姿勢を強制される作業
  6. 全身の振動を伴う作業他

参照URL:http://www.bosei-navi.go.jp/ninshin/syokuba_seikatsu.html

普段何気なくしている動きでも、妊娠をしてお腹が大きくなってくると大変な労力を伴います。また、体調が悪ければ休む必要も出てきます。つわりが酷くてトイレから出られないという人もいますし、酷いときは入院して治療をしなければならないことも……。無理をしすぎれば切迫流産や早産の恐れがありますし、休まざるをえない状況というのは確実にあるでしょう。妊婦を迷惑に思う言葉が聞かれるのは、仕事が忙しくて人のフォローなんかしていられない、という余裕のなさからくるものかもしれません。

また、「気を使わなきゃいけないので迷惑」という回答に関しては、妊婦に対する知識を持っていないことが伺えます。確かに妊娠経験がなければ、妊婦に関する知識を前向きに勉強する人は多くはなさそうです。人間は分からないことに関しては不安を感じると言われているため、妊婦に対して必要以上の気遣いをしてしまい、疲れてしまうのではないでしょうか。

周りの見方を理解して対策を練ることが大事

新しい命を授かったのはとてもうれしいことなのに、迷惑に思う人がいるのは残念なことですよね。しかし、そういった意見があるということを理解していれば、ある程度対策を練ることも可能です。職場での自分を守ることは、赤ちゃんを守ることにもなります。まず大切なのは、迷惑がられているかも……と一人で思い悩まず堂々としていること。余計なストレスは赤ちゃんにもよくありませんので、明るく前を向きましょう。そして、仕事のうえでは迷惑をかけるかもしれないことをあらかじめ伝えておきます。休憩が長くなってしまったり重いものを持てずに助けてもらったりしたら、その都度「ありがとうございます」とお礼の言葉をかけてください。できなくなった仕事をカバーしてもらっていることを忘れず、相手のことも気遣いましょう。

迷惑だと思われているかもしれませんが、だからこそコミュニケーションは必要です。また、妊娠する前からあいさつやコミュニケーションを欠かさず、自分の仕事に責任を持つようにしましょう。いつも周りを気遣いながら一生懸命仕事をしていれば、見ている人はきちんと評価をしてくれます。妊娠前からのそういった努力が、いざというときに役に立つはずです。

周りの協力を得られれば出産後の復帰もしやすい

普段から一生懸命仕事をしていれば、周囲の協力は得やすくなると言えます。そして周囲の協力が得られれば、出産後の職場復帰もしやすいでしょう。労働基準法と男女雇用機会均等法によって妊婦を守る法律があり、本来なら妊婦は勤務時間の短縮や休憩時間を多く取ることが許されています。しかし、勤務時間短縮や負担のかからない部署への配置換えを訴えても、対応してもらえない職場があるのも事実です。

これらの原因は日本特有の長時間労働文化が根強く残っていることにも関係があるのでしょう。短時間で効率よく仕事をするより、残業をしながら長時間労働をしたほうが評価される風土があると、そこに穴を開ける存在の妊婦が迷惑がられてしまうのかもしれません。そのため、妊婦1人の努力では厳しいこともありますよね。だからといって、妊婦がまったく努力しなくていいということでもありません。根本には日本独特の社会風土があるということを認識しつつ、自分にできることを考えてみてくださいね。時には話ができそうな上司や同僚などに相談をしながら、自分が働きやすい職場を模索してみましょう。出産後も慣れている職場で仕事復帰できれば、妊婦自身の負担も減りますよ。

まとめ

自分と赤ちゃんの体のほかに、職場でも気を使う妊婦はとても大変です。しかし、これも気持ちよく仕事を続けるためです。本当は妊婦にやさしい職場であることが一番望ましいのですが、なかなかそうもいきません。ただひとつ言えるのは、赤ちゃんを守れるのはお母さんしかいないということ。いつの時代も母は強しです!がんばりましょう!

【アンケート概要】
調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59 【職業】その他専門職 パートアルバイト 会社員 会社役員 公務員 医師 士業(弁護士・会計士など) 契約派遣社員 自営業(個人事業主) 自由業・フリーランス
調査期間:2016年12月06日~2016年12月12日
有効回答数:100サンプル
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