妊婦さんが仕事で我慢していい限界は?

2017/03/09

妊娠すると体のいろいろなところが痛くなったり疲れたりしますよね。仕事をしているとさらに疲労度は高くなります。仕事で疲れるのは当たり前のことかもしれませんが、妊婦の場合は疲れ過ぎに要注意。普通の状態とは違い、妊婦ならではの体調不良があるためこまめに休息をとりたいものです。しかし、仕事中にちょこちょこ休めないという人もいますよね。そこで、妊婦特有の体の疲れとその原因、疲れた時の解消法などを説明していきます。

仕事で疲れるのは当たり前だけど

妊娠していなくても、仕事をしているとその仕事特有の疲れが出てきます。オフィスワークは長時間パソコンに向かっていることが多いため、まず目が疲れます。猫背になっている人は首が前に出ていることが多く、姿勢が悪いために肩がゴリゴリになってしまうことも。接客業やサービス業は立ちっぱなしの時間が長く、とにかく足の筋肉が張ってむくみがちです。夕方になったら足がパンパンで、ヒールやブーツがきつくなっていたという経験をしている人も多いのではないでしょうか。

お客様の意見を受け付けるカスタマーセンターでの業務は、業種にもよりますが精神的なストレスを受けやすい仕事です。クレーム処理をしていると、電話の向こうから今まで言われたことのないような罵詈雑言を浴びせられることがあり、とにかくストレスをどう受け流していくかが鍵です。

営業で車を運転する機会が多い場合は、安全運転のため神経を使います。常に景色が変わり、夕方の薄暗い時間帯は目が疲れます。また、職種や業種関係なく、職場での人間関係や長時間労働などは疲労とストレスがたまる要因です。このように、仕事をしていると普通の人でもかなりの疲れが出てきます。それでは、妊婦になるとその疲れ方はどのように変化するのでしょうか?

妊婦が仕事をして疲れるのはどこ?

働く妊婦が仕事中に感じる疲れはどのようなものなのでしょうか?妊娠経験のある100名の女性にアンケートを取ってみました。

妊娠中、仕事をしていて最も疲れるのはどこ?

妊娠中、仕事をしていて最も疲れるのはどこ?

妊婦の疲れはお腹が大きい妊婦特有!

アンケートの結果、最も多い回答は『背中や腰』の37人でした。

  • 立ち仕事は足が浮腫んだり疲れたり、お腹が大きくなってきたら座っていても足の血流が悪くなってだるく感じた。(30代/女性/専業主婦/既婚)
  • だんだんお腹が大きくなってきて、 身体を反らせる姿勢が多くなり背中や腰がきつい(40代/女性/パートアルバイト/既婚)
  • 長時間のデスクワークだと腰が痛くなるし立ち上がったりする時に腰や背中に負担がかかって辛い。(50代/女性/会社員/独身)

次いで『下半身』の27人が続きました。

  • 座っていても、立っていても、同じ姿勢をしていると下半身がつかれます。(40代/女性/専業主婦/既婚)

3番目に多い回答は『精神面』の26人という結果に。

  • 周りが理解がない場合だと精神的にすごく辛い(20代/女性/専業主婦/既婚)

背中や腰に負担がかかってきつい!という意見がとても多かったです。立っていても座っていても下半身がむくんでしまうのもつらいですね……。周囲の理解がない職場に居づらい気持ちを持つのは頷けますね。

妊婦は疲れを限界まで我慢してはいけない

妊娠中の女性は限界まで疲れを我慢してはいけません。仕事の状況や環境によっては、我慢せざるを得ないこともあるでしょう。しかし、妊婦は赤ちゃんの命も預かっています。お母さんが無理をして赤ちゃんに影響が出てしまったら、後悔してもしきれませんよね。

ちょっと怖い話ですが、流産について少し説明します。流産には早期流産と後期流産があり、妊娠11週目までに起こる早期流産の原因はほぼ赤ちゃん側にあると言われています。それ以降22週未満までの後期流産は母体に原因があるケースが多く、早いうちに流産の兆候に気づいて対処していれば防げることもあるのです。切迫流産や切迫早産は、お腹の中の赤ちゃんはまだ大丈夫なものの、流産や早産になりかかっている状態のことです。もし切迫流産や切迫早産になってしまったら、自宅や病院での絶対安静が必要になります。流産や切迫流産になってしまったとき、それがたとえ早期で赤ちゃん側に原因があるとしても、無理をして働いていたお母さんは後悔することが多いようです。もし下腹部痛やお腹のハリがひどいようなら、我慢せずにすぐ休むことが大切です。大したことなさそうだから大丈夫かな?と自己判断せず、病院へ行って診察してもらってくださいね。

妊婦におすすめの疲労回復法

妊婦は疲れを限界まで我慢してはいけない

妊婦に腰痛が多いのは、大きくなったお腹を支えるために反り腰になってしまいがちだからです。また、妊娠中は子宮が大きくなり続け、骨盤の関節が緩くなることも腰痛の一因です。

さらに妊娠初期から乳腺が発達して胸が大きくなるので、肩こりもしやすくなっています。肩こりはあまりにもひどいと頭痛を引き起こす場合もあるので、まずは背中をまっすぐにして体のゆがみを取ることを心がけましょう。横から見たときに、肩と腰、膝の位置が一直線になるように立ちます。それから首をゆっくりと左に倒し、同時に右手を床と平行になるまで上げます。こうすることで右側の首筋から腕にかけての筋肉が伸びて、コリをほぐすことができます。これを左右両方とも行なってください。腰のストレッチは、まず膝を立てて仰向けになってください。両手は左右に広げたまま、両膝を左右にゆっくりと倒していきます。このとき両膝を一気に倒してしまうと、腰痛が悪化する恐れがあります。口から息を吐きながらゆっくりと行なうのがコツです。終わったら、左膝は左に、右膝は右に同時に倒して股関節を開きましょう。股関節のストレッチになると同時に、安産力を高める体操にもなって一石二鳥です。

まとめ

妊娠中は妊娠していない時とくらべて格段に疲れやすくなっていることを理解し、こまめに休息をとることが大切です。あまりに忙しい職場なら、配置換えをしてもらったり休みをもらったりして、疲れを貯めないようにしましょう。赤ちゃんは授かったからといって当たり前に生まれてくるものではありません。赤ちゃんの元気な産声を聞くためにも、我慢しないようにしてくださいね。


参考文献:「ひよこクラブ特別編集 最新 月数ごとに『見てわかる!』妊娠・出産新百科」ベネッセコーポレーション2014

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